夏衣(なつころも)



春過ぎて   夏来(きた)るらし白栲(たへ)の 衣(ころも)乾(ほ)したり   天(あま)の香具山
万葉集(8世紀) 雑歌 持統天皇 天皇の御製歌(おほみうた) 「来(きた)る」 来(き)至(いた)るの約 「栲(たへ」 楮(こうぞ)の繊維で織った布のこと 「天(あま)の香具山」 大和国の歌枕 歌枕とは人々の思いのたけを 一つのイメージに凝縮した表現 訳) 春も過ぎて 夏になりました 天(あま)の香具山では 神祭りの純白の衣を乾しているの

コメント

タイトルとURLをコピーしました