立春(二)藤原高子



雪のうちに   春は来にけり鶯(うぐひす)の こほれる涙   今やとくらむ
(古今和歌集・春歌・二条后) 「二条后の春のはじめの御歌」 二条后(藤原高子)が春の初めに お詠みになった歌 雪がまだ残っているのに 立春も過ぎ春になりました 冬の寒さで凍っていた鶯の涙も 今はもう解けているかしら

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