八俣(やまた)の大蛇(おろち)



古事記より[八俣の大蛇] かれこの中の尾を切りたまふ時に、御刀の刃毀けき。 御刀の前もちて刺し割きて見そなはししかば、 都牟羽の大刀あり こは草薙の大刀なり。
「八俣の大蛇」 体ひとつに頭が八つ尾が八つ その長さは谷八つ山八つにわたるという 出雲の国に下り立った須佐之男命(みこと)は 人々を苦しめる八俣の大蛇を退治します そのとき、尾の付け根から剣がでてきました 剣は天照大神に献上されました 「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」 のちの世で日本武尊(やまとたけるのみこと)は この剣で草を薙ぎはらい火難をのがれます 草薙剣と呼ばれるようになった剣は 皇位の御印として歴代天皇に代々うけつがれる "三種の神器"のひとつとなりました 「双龍図」 建仁寺 法堂天井画 小泉淳作画伯 Photo by Sei on Unsplash

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