七回忌

いつもと違う帰り道 なぜこっちの道? イヤホンも聞きたくない.. そうして角を曲がると背後から 'けえ〜ん!' 振り向くと 両手に買い物袋を重たそうにして 母がいた '神様が会わせてくれたんだね' うれしそうに笑ってた...

さくら

「 ほ ら 、み え る ん だ よ 」 母の病室の窓から 上野公園の満開の桜がみえました 亡くなるひと月ほどまえのこと 「 花 見 に い こ う 」 母はお金をおろすようカードを渡しながら 僕の顔をじっとみていいます...

母の遺影はとっても若い ぼくよりもっとずっと若い ぼくとおんなじ目で いつもほほえんでくれるんだ あ り が と ね 。 亡き母はぼくをよぶとき けぇ〜ん けぇ〜んけん なんどよばれただろう 一匹...

「ほら みえるんだよ」 母の病室の窓から 上野公園の満開の桜がみえました 亡くなる ひと月ほどまえのこと     「花見にいこう」 母は お金をおろすようカードを渡しながら 僕の顔をじっとみていいます 戸惑っている...
うたこころ

母~まなざし

母の遺影は とっても若い ぼくより もっと ずっと若い ぼくとおんなじ目で いつも ほほえんでくれるんだ ありがとね。 今日も 無事でいてね Photo byAl SootonUnsplash
うたこころ

口癖

亡き母の口グセ ”あるとこ勝負“ ”食べたもん勝ち“ おかん.. 日々、勝負してたんだね 安心して 僕も勝負してるよ 貯金はないし 食事は.. うん、肉は吉野家で.. 今日も 無事でいてね Ph...
うたこころ

迎え火

"お盆の迎え火 いってきた 提灯の火の代わりに ほおずきもって いってきた" 帰宅したらお盆の迎え火にいく 歩いてすぐの荒川の土手にのぼって お寺はひとつ下流の橋の対岸 だけど、提灯がないんだ。。 去年までは ソ...
うたこころ

タンメン

僕たち兄妹こどもの頃亡き母はよく 近所の蓬莱軒やビックリ屋に 食事につれていってくれた 僕がたのむのはチャーシュー麺など 肉ものだ 母はいつもきまってタンメン で、野菜をポンポン僕の器に放り込んだ   自分はひと...
うたこころ

七回忌

祖父が亡くなったと電話の深夜 妹と病院へ歩いた 近道しようと一歩を踏みだしたとき 'こっちはだめ' そう感じて、戻って道をまっすぐ進んだ 信号を渡っていると 'けんっ!' 母がいた いつもと違う帰り道 なぜこっち...
うたこころ

母(続)

亡き母は ぼくをよぶとき けぇ〜ん けぇ〜んけん なんど よばれただろう 一匹狼はだめだよ もったいないよ‥ なんども いわれたね ごめんね。。 今日も 無事でいてね Photo by Evie S....
うたこころ

母の遺影は とっても若い ぼくより もっと ずっと若い ぼくとおんなじ目で いつも ほほえんでくれるんだ ありがとね。 今日も 無事でいてね Photo by Evie S.on Unsplash
うたこころ

「桜」

「ほら みえるんだよ」 母の病室の窓から 上野公園の満開の桜がみえました  亡くなる ひと月ほどまえのこと     「花見にいこう」 母は お金をおろすようカードを渡しながら 僕の顔をじっとみていいます 戸惑っていると...
うたこころ

「七回忌 母」

四月は母の七回忌です 母の遺影は とっても 若い ぼくより もっと ずっと若い ぼくとおんなじ目で いつも ほほえんでくれるんだ ありがとね。 亡き母は ぼくをよぶとき けぇ〜ん けぇ〜んけん ...
うたこころ

「七回忌 タンメン」

四月は母の七回忌なのだけど 直前に父の手術が決まって延期になりました ちょっとだけ待っててね 「タンメン」 僕たち兄妹子供の頃、亡き母はよく、 近所の蓬莱軒やビックリ屋に 食事につれていってくれた。 僕が...
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