『おんなのことば』茨木のり子 詩 童話屋 この小さな本。 もっている本のなかで、最も美しい本の一冊です。 とても大事にしている一冊。 けれど、大事にしすぎてなくすことを繰り返す僕は、 いつものようにこの本の所在も 見失ってしまいました。 部屋のどこかにあるはずなのだけど… 始まりの詩は、叱責のことばで有名な 『自分の感受性くらい』。 しめくくりの詩は、一転して、 震える弱いアンテナを励ます 『汲む―Y・Yに―』。 時代の空気は、叱責のことばよりも、 励ますことば『汲む―』のほうなのかな と感じています。 震える弱いアンテナが安心して立っていられる、 そんな時代になるといいな。 (きっとなるさ。) 『おんなのことば』茨木のり子 詩 童話屋 Photo by Chris Lawton on Unsplash
コメント